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Posted by 京つう運営事務局 at

2017年01月01日

あけましておめでとうございます

京都仁丹樂會の活動も、メンバーが初めて集合してから7年を迎えようとしています。

 昨年の活動を少し振り返ってみますと、
一つは、ここ数年問題となっている盗難による消滅をはじめ、町家の建て替えなどでふっと姿を消してしまう町名表示板が少なくないことから、メンバーたちが足で稼いでデータ収集を行うローラー作戦(2回目)を実施し、町名表示板のデータを再確認したことです。
「仁丹町名表示板 今、何枚?」
3月から6月までで実施した調査の結果、いまだ現役の町名表示板として道案内の役割を続けている「現存」は672枚、「消滅」は542枚、コレクションとしての所有や家の改修にともない取り外され保管されている状態の「埋蔵」が187枚、という結論になりました。

 また、昨年秋には、昨年1月に他界された水谷憲司さんが著書『京都・もう一つの町名史』で紹介されている町名表示板の画像データを、ご遺族の方からご提供いただきました。そのデータを照合すると、過去に設置されていた町名表示板のうち、当會でも把握していなかったものが139枚も出現しました。(「水谷憲司さんの撮影データ」

 結果、「現存」は675枚、「消滅」は680枚、「埋蔵」は190枚となりました(2016.9.4現在)。その後もメンバーの調査、皆様からの情報提供により、消滅したもの、埋蔵扱いに変更されたもの、再設置されたものなども出てきております。皆様からの情報提供はたいへん貴重です。何かお気付きの点ございましたら、当會ブログまでお知らせください。

 もう一つは、新発見として、大津でも木製の町名表示板の存在を確認できました。
「全国津々浦々の考証(その8)~大津でも木製仁丹発見!!」
これまで、戦前に町名表示板が設置されていたことが確認できたのは、京都、東京のみでしたが、大津市歴史博物館のご協力により、戦前期に大津市内で撮影された写真データのなかに町名表示板が確認でき、さらになんと、木製の町名表示板が現存していることもわかりました。今後もこうした歴史資料の再発掘を通じて、仁丹の町名表示板をめぐる様々な謎に迫る活動を続けていきたいと考えています。

 更に昨年は、ローラー作戦やパネル展、広報のために配布するリーフレットも新調しました。以前作成したリーフレットの記載情報を更新し、さらに読みやすい内容にすべく、メンバー間で議論を重ねながら作成したものです。その表紙がこの写真です。



折に触れて皆さんの目に留まるような場所に置いていきたいと思っておりますが、このリーフレットを通じて当樂會をより多くの方々に知っていただくきっかけになれば幸いです。

 今年もこれまで同様、「三人集まれば文殊の知恵」のように、様々な職業、問題関心をもったメンバーが、ブログをご覧の皆様と一緒に、「仁丹町名表示板」をめぐるさまざまな謎に迫りつつ、当會の名前の通り「楽しく」議論を深めていきたいと思っております。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

京都仁丹樂會


  

Posted by 京都仁丹樂會 at 13:20Comments(0)