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2011年07月23日

「仁丹町名表示板」とは



大阪に本社を置く、「森下仁丹株式会社」なる老舗が広告を兼ねて街の辻々に掲げた町名表示板のことです。

同社によれば、
町名の表示がないため、来訪者や郵便配達人が家を捜すのに苦労しているという当時の人々の悩みに応え、1910年(明治43年)からは、大礼服マークの入った町名看板を次々に掲げ始めた。当初、大阪、東京、京都、名古屋といった都市からスタートした町名看板はやがて、日本全国津々浦々にまで広がり、今日でも戦災に焼け残った街角では、昔ながらの仁丹町名看板を見ることができる。(森下仁丹歴史博物館・森下仁丹広告の歴史より引用)
とあります。

当初は木製だったようですが、すぐに琺瑯製に変わりました。
ただ、“全国津々浦々”の箇所はいささか疑問であり、ごく一部でしか今のところ確認できていません。
それぞれの都市によりデザインや大きさが異なるのですが、それらについては後ほど紹介させていただきます。

でも、その中でも、とりわけ京都は大正から昭和初期にかけて一斉かつ大量に設置されたと考えられ、今もなお京の町並みの一部となって何百枚も現役で働いるという点が、他都市とは徹底的に違う特徴なのです。

しかしながら、「いつ」「どこで」製作され、「だれが」「どのようにして」「どの範囲に」設置したかは、現在全く分からなくなっています。
太平洋戦争の折、空襲で森下仁丹株式会社の本社が全焼し、その詳細を知ることのできる資料は失われてしまいました。
私たちが毎日目にしている仁丹町名表示板の、今に至るまでの経緯が分からないのです。
ほんの80~100年前の話なのに、不思議ですよねぇ。
だからこそ、私たちを引き付けるわけでもあるのです。




仁丹町名表示板 「基礎講座」 index  ~日々記事更新してゆきます~

 ◆序、 仁丹町名表示板「基礎講座」  開講にあたって
 
 ◆一、 予備知識
   ①「仁丹町名表示板」とは
   ②そもそも「仁丹」とは
   ③「森下仁丹株式会社」とは
 
 ◆二、 実例
   ①京都市以外の仁丹町名表示板
   ②仁丹町名表示板  大津市の場合
   ③仁丹町名表示板  大阪市の場合
   ④仁丹町名表示板  奈良市の場合
   ⑤仁丹町名表示板  伏見市の場合
   ⑥仁丹町名表示板  実例のまとめ

  以下、続々連載中




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Posted by 京都仁丹樂會 at 12:00│Comments(0)予備知識
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