2011年08月07日
仁丹町名表示板 復活仕様
平成22年のプロジェクトにより復活した表示板の仕様です。
これは「標準仕様(下仁丹)」や「併記仕様」を今風に改めたものです。
つまり、行政区名は左から右への左横書き、「區」ではなく「区」であり、送り仮名も「上ル」「下ル」ではなく「上る」「下る」です。
ちなみに、「中京区」の表示は京都の仁丹町名表示板の長い歴史において初登場です。
仁丹ファンのみなさんの中には、やっぱり右横書きの「區」と「上ル」「下ル」でないとというご意見もあるでしょうが、やはりここはノスタルジーの”復刻”ではなく、あくまでも”復活”なのですから今様でないといけないでしょう。
商標も今現在使われているものが採用されています。
これらの特徴で、復活バージョンかオリジナルバージョンかを見分けることもできますね。
復活バージョンの商標 オリジナルバージョンの商標
書式は次のようになります。
【復活仕様】 行政区(左横書き)+通り名1+通り名2+方向+現商標
行政区(左横書き)+町名+現商標
行政区(左横書き)+町名+通り名1+通り名2+方向+現商標
ただし、「町名のみ仕様」はまだ登場していませんが、今後のプロジェクトの進み方では当然誕生するはずです。
復 活 仕 様 の 例
Posted by 京都仁丹樂會 at 06:00│Comments(2)
│表記方法
この記事へのコメント
上の写真にある『下京区 不明門通七条下る 東塩小路町東三町』の平成仁丹なのですが、この間通りかかった時に見ると、状態がかなり酷いです。看板そのものは非常にきれいなのですが、文字が剥がれており、特に、町名の部分は文字の原型を留めていません。
80年以上経過している仁丹はかなり文字が薄くなっているものが多少あるものの、はっきりと濃い文字が残っているものの方がはるかに多いです。
何が違うのでしょう?現在の塗料よりも昔の塗料の方が耐久性が優れているからなのでしょうか。
80年以上経過している仁丹はかなり文字が薄くなっているものが多少あるものの、はっきりと濃い文字が残っているものの方がはるかに多いです。
何が違うのでしょう?現在の塗料よりも昔の塗料の方が耐久性が優れているからなのでしょうか。
Posted by まっちゃ at 2012年11月21日 20:19
>何が違うのでしょう?現在の塗料よりも昔の塗料の方が耐久性が優れているからなのでしょうか。
東塩小路町東三町の復活仁丹は、納品時からすでに一部欠けていたそうです。輸送にも耐えられなかったのでしょうね。
何が違うのか?科学的に調べられたらいいですね。
復活バージョンは文字はペンキの類でしょうが、オリジナルはどうやら墨のようです。でも、何か仕掛けがあるのでしょうね。
プラスチック製など、よりコストダウンの図れる手法が採用され、いつの間にか琺瑯製看板とともに先人が培ってきた技・ノウハウも忘れ去られたということなのでしょうか。
東塩小路町東三町の復活仁丹は、納品時からすでに一部欠けていたそうです。輸送にも耐えられなかったのでしょうね。
何が違うのか?科学的に調べられたらいいですね。
復活バージョンは文字はペンキの類でしょうが、オリジナルはどうやら墨のようです。でも、何か仕掛けがあるのでしょうね。
プラスチック製など、よりコストダウンの図れる手法が採用され、いつの間にか琺瑯製看板とともに先人が培ってきた技・ノウハウも忘れ去られたということなのでしょうか。
Posted by shimo-chan at 2012年11月23日 08:08