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2011年07月28日

仁丹町名表示板 大津市の場合

 

          
先ずは、お隣、大津市における仁丹町名表示板です。



現役は10枚程度でしょうか。その少ない数字からではありますが、次のようなことがわかります。

①大きさ
 京都は長さがほぼ91㎝ありますが、大津は縦76㎝、横15cmです。
②縁取り
 京都は青の太いラインで縁取りされていますが、大津は黒色の細いラインで施されています。
③商標の位置
 京都は上または下にありますが大津は上にしかありません。
④ビスマルクの色
 京都は青と赤の2色刷りですが、大津はオレンジ一色です。
 ※ビスマルクとは商標の人物像の部分のことです。あくまでも”薬の外交官”であってビスマルクではないということですが、直感的にどの部分かを言い表すのに便利なのでこう呼びました。
⑤「仁丹」の文字の色
 京都は青色ですが、大津は黒色です。
⑥商品ロゴ
 京都には森下仁丹としての商標しか使われていませんでしたが、大津にはそれに加えて、商品のキャッチコピーが描かれているのが特徴です。




と言うことで、書式にしてみると次のようになります。
  商標 + 商品ロゴ + 町名
区名がないので、あっさりとしたデザインです。

ところで、キャッチコピーですが、確認できたところでは「仁丹歯磨」「急救護身薬」「日常保険に」「執務勉強に」「旅行運動に」「訪問接客に」といった6種類で、最多は「仁丹歯磨」でした。他のものは内容からして仁丹のキャッチコピーなのかもしれません。 



救急が急救となっている表現もあり、時代を感じますね。
このようなキャッチコピー、実は後述の大阪市や奈良市にもあるのですが、いずれも「仁丹歯磨」のみしか確認できていません。しかし、大津市版は10枚程度という母数にしては、なぜか数種類もあり、興味深いところです。



仁丹町名表示板 「基礎講座」 index  ~日々記事更新してゆきます~

 ◆序、 仁丹町名表示板「基礎講座」  開講にあたって
 
 ◆一、 予備知識
   ①「仁丹町名表示板」とは
   ②そもそも「仁丹」とは
   ③「森下仁丹株式会社」とは
 
 ◆二、 実例
   ①京都市以外の仁丹町名表示板
   ②仁丹町名表示板  大津市の場合
   ③仁丹町名表示板  大阪市の場合
   ④仁丹町名表示板  奈良市の場合
   ⑤仁丹町名表示板  伏見市の場合
   ⑥仁丹町名表示板  実例のまとめ

  以下、続々連載中

                                



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Posted by 京都仁丹樂會 at 20:34│Comments(7)実例
この記事へのコメント
京都の看板はある程度見慣れた感がありましたが
大津の看板、特にキャッチコピーは面白いですね

設置年代はやはり大正~昭和初期なのでしょうか?
他府県バージョンは更に面白さを盛り上げてくれますね
Posted by 東福寺の酒 at 2011年07月29日 14:24
東福寺の酒さん 間違っていたらごめんなさい。
このHNは、はじめまして、ではなく、 ひょっとして、お会いしている方でしょうか。
もしそうでしたら、その節はお世話になりました。

他府県の仁丹町名表示板、色々比較してみることができるのは面白いですね。
私は、現在大津市在住ですので、大津バージョンと、伏見市バージョンは、 よく目にしてきたのですが、その他の府県バージョンについては、ほとんど知らないのです。
こうしてみると、京都の仁丹町名表示板の大きさといい、仕様そのものが特別の様に感じますね。
Posted by ずんずんずんずん at 2011年07月29日 23:24
ずんずんさんこんばんは。

数少ない大津市版ですが、以前(14年程前)には現在より5枚程多く存在しておりました。その当時、銀塩フィルムのカメラで記録していたので、表示板のみの記録でした。デジカメになり撮り直しの旅に出ても、どのあたりかよくわかりませんでした。
記憶で探り当てても、消滅している表示板もあり時の流れを感じさせました。数回に渡り探索しているうちに、表示板の一つである(元会所町)の設置場所が変更されていました。
と言うのも、もともとこの表示板は看板の後ろに設置されていてまともに見えなかったのですが、表示されている町名が大津旧百町名のうちの一つなので、旧百町名表示板復活にあたり見える場所に設置されていました。
消滅する表示板もあれば、このように復活する表示板もあるという事は良い事ですね。

大津市の表示板の設置範囲が実際はどこまであるのか興味があるところですね。大津市以外にもあるかも知れませんね。
Posted by デナ桜 at 2011年07月30日 22:23
先日、大津の仁丹を探してきました。すると、船頭町のロゴが「急救護身薬」となっている仁丹は発見できましたが、「接客訪問に」となっている仁丹は発見できませんでした。
撤去されてしまったようです。
Posted by まっちゃ at 2012年12月26日 23:44
>まっちゃさま

>「接客訪問に」となっている仁丹は発見できませんでした。

そうでしょう、これを撮影したのは1998年ですからね。
消滅していて当然です。

>船頭町のロゴが「急救護身薬」となっている仁丹は発見できましたが…

何と!その仁丹は知りませんでした。また、撮り直しと探索に行く事ができます。
素晴らしい情報をありがとうございました。
Posted by デナ桜 at 2012年12月30日 17:52
まっちゃさま デナ桜さま こんにちは

知られざる大津の町名表示板がまだあったのかと驚きと、うきうきとした気持ちで、船頭町の仁丹町名表示板を見てきました。
それも「急救護身薬」のロゴの入ったものでした。
このロゴのは現役は柳町のが1枚あるだけではないでしょうか?


近くのコインパーキングに車を入れて写真を撮って帰ってくると
まだ下の車止めが動いていなかったので「これは200円儲かった!」と
急いで車を出して、左折した途端、おまわりさんに止められて
一旦停止違反7000円の罰金!!
船頭町の写真。えらい高いものにつきました。

デナ桜さんが言われる通り、仁丹は歩いて探すのにかぎりますね!!
Posted by ゆりかもめ at 2013年02月02日 23:55
田上(たなかみ)に3枚あると聞き、写真を撮ってきました。
田上森町、田上稲津町、田上石居町です。
稲津町の看板のあるお家の人から
「大津市役所の人が来て、ここにつけてもいいですかと場所まで指定された」
と言っておられました。
その時期はわかりませんでしたが、
明治22年(1889年)4月1日 - 森村・石居村・稲津村等が下田上村に編入。
昭和26年(1951年)4月1日 - 大石村・下田上村が大津市に編入。
という事実より、滋賀県の場合、設置時期は昭和26年以降ということになります。
Posted by ゆりかもめ at 2013年11月04日 23:36
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