京つう

  歴史・文化・祭り  |  洛中

新規登録ログインヘルプ


2013年01月01日

明けまして、おめでとうございます。



明けまして、おめでとうございます。

昨年は、私たち京都仁丹樂會にとっても、また実物の仁丹町名表示板にとっても、大きな動きがありました。一年を振り返ってみました。


●○● 京都仁丹樂會の一年 ●○●

「基礎講座」のシリーズを一段落させることができました。
仁丹町名表示板が秘める謎に挑む前に、先ずは分かっている事実のみを一から系統立ててまとめた基礎研究です。従来、一部を切り取った単発的な見解は散見されたものの、このようにまとめたものは本邦初だと思っています。
先ずは足元をしっかり固めてから、様々な推理を楽しもうという思いからでした。
ブログとしてはいささか堅苦しかったかとは思いますが、でも、おかげさまで、京都府立総合資料館における「レファレンス事例(Q&A)」にも参考資料として取り上げられ、さらにはそれが国立国会図書館が構築しているレファレンス協同データベースにも登録されました。


「まいまい京都」のガイドも行いました。
仁丹を探しながらの、解説しながらの、まちあるきです。参加者は16名。中には本家本元、森下仁丹株式会社の社員さんもおられ、大いに盛り上がりました。
初めてのガイドで至らぬ点が多々あったのですが、心配とは裏腹に満足度も高かったようでホッとしています。
ただ、定員制のため参加できなかった方も多かったこと、また他のコースに一般参加者として参加したときも意外とみなさん仁丹町名表示板に関心をお持ちの方が多いことを知り、また来季も「まいまい京都」でガイドをさせていただくことになるかもしれません。
なお、会員お手製の「京都仁丹樂會」なるタスキもこの日にデビューしました。


「ローラー作戦」も行いました。
古くから伝わる仁丹町名表示板は、今や一企業の広告の域を超えた京都の文化財、市民の文化財、町内の文化財であり、町内でずっと現役のまま大切にしていただこうと、設置家屋一軒一軒にチラシを投函していくという作業です。
上京区を終了し、他の地域へと展開中です。年々姿を消していくことに何とか歯止めをかけたいと願っています。
この活動は、京都新聞にも紹介されました。


「データベース」の構築もひと段落つきました。
各会員の持つ情報を共有し、活用する取り組みです。
各種データの母数もぐんと増え、そこから得られる各種統計も価値あるものとなりました。
とりわけ、商標が上にあるタイプが特定の学区に集中していることは新たな発見となりました。
引き続き、古写真などからもデータを起こしていきたいと考えています。


●○● 実物の世界では ●○●

家屋の滅失とともに消滅した仁丹はやはり続きました。
また、非常に残念なことですが、家屋はそのままで仁丹だけが消滅、そしてコレクションアイテムとして流出してしまうということもありました。
しかしながら、その一方で、木製仁丹が100年振りに蘇ったり、埋蔵仁丹の復活もいくつか見られました。後者については、もし私たちの活動が契機となったのであれば嬉しい限りです。

それにしても、大切に埋蔵しておられる市民が多いことには驚かされたものです。いかに京都を愛しておられるかの表れでもあるでしょう。あとは現役復帰するのを待つだけです。

ところで、埋蔵仁丹の復活で、とても感激するお話がつい先日あったのです!
近日中に発表します。今しばらくお待ちください。


平成バージョンの仁丹は、残念ながら今年は進展が見られませんでした。
しかし、今年は森下仁丹株式会社創業120周年を迎えます。何か注目すべき嬉しい出来事があればいいなぁと期待しています。



以上が昨年のまとめでした。
何分、公私ともに多忙な会員が多く、なかなかスピード感を出せませんでしたが、研究・啓発・保全活動を今年も精一杯頑張りたいと思います。応援いただければ幸いです。

京都仁丹樂會 shimo-chan




同じカテゴリー(インフォメーション)の記事画像
毎日新聞 『京都仁丹物語』再開
「創造のまち・上京」で仁丹樂會も講演・展示を行います!
地域デザイン学会関西・北陸地域部会のおしらせ
京都仁丹物語 シリーズ第一弾終了
『京都 仁丹物語』 連載開始!
東京でも紹介されました
同じカテゴリー(インフォメーション)の記事
 毎日新聞 『京都仁丹物語』再開 (2015-11-24 06:55)
 「創造のまち・上京」で仁丹樂會も講演・展示を行います! (2015-10-31 03:46)
 地域デザイン学会関西・北陸地域部会のおしらせ (2015-09-14 01:55)
 京都仁丹物語 シリーズ第一弾終了 (2015-08-08 10:33)
 『京都 仁丹物語』 連載開始! (2015-05-23 21:48)
 東京でも紹介されました (2015-04-19 21:39)

この記事へのコメント
あけましておめでとうございます。
今日は初詣ついでに、上賀茂を少し探索してきました。
残念ながら仁丹看板は発見できませんでした。

ただ、少し気になったのは上賀茂小学校西側の南北の路地わずか300mの間に藤井大丸による「上賀茂南大路町」の町名看板が3枚もあったことです。その付近は旧村役場があったといわれる地域なので、仁丹看板の方がふさわしいように思えます。ちなみに、南大路町の3枚意外には上賀茂に藤井大丸看板はないようです。
Posted by 夏目ソージキ at 2013年01月01日 21:30
新年明けましておめでとうございます。

ほんの数ヶ月前から始めましたコメントの書き込みですが、まだまだ皆さんから教えていただくことがたくさんあります。仁丹においては未熟な私ですが、皆さんの手助けの様なことが出来ればと思います。

本年もよろしくお願いします。
Posted by まっちゃ at 2013年01月01日 21:52
夏目ソージキさん、今年もよろしくお願いします。

上賀茂小学校界隈、確かに仁丹があっても不思議ではない雰囲気ですよね。松ヶ崎にあるのなら、この辺りにもあっても当然だと思うのですが、今のところ出現していません。

私たち京都仁丹樂會が対象としているのは、仁丹の町名表示板だけではあるものの、その他の町名表示板にも仁丹を考える上で何か得られるものがあるのではないかと、つい先日話し合っていたところなのです。

そうなると京都の場合、藤井大丸は抜きにには考えられません。
藤井大丸の表示板には何やら青と赤があるとか。

今後も新たな視線で何なりとご意見頂戴できれば幸いです。
Posted by shimo-chan at 2013年01月01日 21:55
まっちゃさん、今年もよろしくお願いします。

仁丹においては未熟と言われてますが、そんな事はないと思いますよ。
現に大津の「船頭町」の表示板を発見されておられるじゃあないですか。
これは、未確認でしたからね。

なかなか、この会では大津の話はあまり出ませんが、大津も探してみると面白いですよ。ここでは、ゆりかもめさんも大津については詳しいですね。

京都も大津もどちらも仁丹表示板です。好きの物はどこも同じではないでしょうか。

これからも、色々な意見をよろしくお願いします。
Posted by デナ桜 at 2013年01月02日 17:53
京都仁丹樂會の面々様、夏目ソージキさん、まっちゃさん、
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
今年も、なかなか刺激的で楽しみな一年になりそうですね。

独り言・・・しかし、先日の忘年会は楽しかったなぁ。
      欠席のメンバーさんも来れたら良かったのになぁ。
Posted by ずんずん at 2013年01月03日 10:36
shimo-chan様を初めとする皆様、レスありがとうございます。
藤井大丸の町名看板は、3桁の郵便番号付き・青文字の物しか見たことがありません。
「上賀茂」の名が入った仁丹看板で現在知られているのは例の「南野々神町」だけですよね。もし、この看板が昭和6年の京都市への合併以前の「上賀茂村」時代のものだとすれば、大阪で戦後の地名変更で仁丹看板が取り外されたと推察されるのと同様に、上賀茂地区の仁丹看板も上賀茂村の消滅と運命を共にしたとは考えられないでしょうか?
Posted by 夏目ソージキ at 2013年01月03日 15:00
夏目ソージキさん、初めまして。まっちゃと申します。

確かに、上賀茂地域に「野々神町」の1枚だけが設置されていたとは考えられませんからね。
上賀茂村が京都市に合併されたときに表記が上賀茂ではまずかろうと取り外されたのでしょう。その中で、「野々神町」だけが奇跡的に生き残ったのでしょう。
となると、昔に設置されていた家にお住まいだった方、あるいは住んでおられる方が上賀茂表記の看板をお持ちになっているのではないでしょうか。

もし、あるとするならば、それこそ大発見ですね。
Posted by まっちゃ at 2013年01月04日 21:07
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。