2014年04月05日
台湾土産のコースター
行きつけの居酒屋さんで、台湾へ行ってきたという常連さんからこんなお土産をいただきました。
大きな琺瑯看板に見えるかもしれませんが、9cm四方のコースターです。
金属板の裏にゴムが組み込まれた構造で、表の質感は琺瑯看板そのものです。
観光地の土産店で売っていたそうです。
お酒が入るとついつい饒舌になって仁丹町名表示板の魅力について語り出したりするものですから、それをしっかり覚えてもらっていたというわけです。感謝感激でした。
職場でも居酒屋でも色んなところで常に発信しておくということは大切なことですね。情報が色々と集まってくるというものです。
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さて、このお土産、「仁丹」の文字はなく、代わりに「懐念」と書かれています。
中国語で懐かしいとか懐かしむという意味のようです。
髭は短くなっていますので昭和初期の商標のようです。
何がモチーフになっているのだろうか?と調べてみると、ありました。
佐溝さんの『日本ホーロー看板広告大図鑑』のp.12にほぼ同じ琺瑯看板が紹介されていました。
これ ↓ です。
~「日本ホーロー看板広告大図鑑 サミゾチカラ・コレクションの世界」 平成20年 国書刊行会 より~
台湾にもきっと同じような看板が設置されていて、それが今回のコースターに結びついたのではないでしょうか。
ネットで検索してみると、レトロを売りにしているようなお店などには結構仁丹看板が展示されているようです。さすがに町名表示板とはいきませんが。
ちなみに、かつて 『台湾の仁丹』ような記事もご紹介しています。
↑ クリックでリンクしています。
~京都仁丹樂會 shimo-chan~
Posted by 京都仁丹樂會 at 10:41│Comments(0)
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