文字数の最多と最少 仁丹町名表示板

京都仁丹樂會

2012年09月29日 21:11

特に何か新たな事実が分かったというわけでもなく、紹介するほどのことでもないのですが、興味本位で調べてみました。
仁丹町名表示板に書かれた文字数の多さです。以下の通りです。


~2012.9.29現在 京都仁丹樂會調べ~

抽出条件は、
  ・琺瑯製であること。ただし、伏見区は除く。
  ・現存、消滅、埋蔵の区別はしない。
  ・抽出件数2012.9.29現在の1,249件。
  ・行政区名はカウントしない。

つまりは、 約15cm × 約90cm の最も多くあるサイズで、行政区名以外に何文字が書かれたかということです。他都市よりもダントツに大きいこのサイズ、その理由は京都の住所表示がやたらと長いからでしょう。
そういうことで、ちょっと興味を持ちました。

大体11~13文字に大きなピークがありますが、第一位は 20文字 でした。

上京区の 『寺町通今出川上ル西入三筋目上ル上塔之段町』 です。



通常は通り名は太く大きな字で、そして町名は小さな字でというパターンですが、さすがにその余裕はなかったようですね。
それにしてもさすがに長い。

その昔、聞いた話です。住民登録のコンピューター化を進めている時代のこと、当時は今と違ってとにかくメモリーの消費を減らす設計が大切でした。だから、この項目は何文字までと決めている自治体もあったのでしょう、前住所欄や本籍欄に京都の住所を入れようとしたら入らないといった事態が起こったようです。そして、京都市に対して何とかならんのかというクレームとも悲鳴ともつかない問い合わせがあったとか。まさかの想定外だったのでしょうね。


一方、最少は 4文字 でした。
左京区の  「吉田本町」、「吉田橘町」、 南区の 「八條源町」の3町でした。



こちらはさすがに余裕たっぷり、余白がいっぱい残っています。
文字数が少なくても、京都市ではすべてこのサイズに統一されています。
ただし、伏見区は異なりますが。

ところで、この吉田本町は志賀越えの石仏の祠に設置されていたのですが、行方不明となっています。どうなったのでしょうね?




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