2012年09月23日
花見小路にもあり 仁丹町名表示板
連日、観光客で賑わう祇園は花見小路にも、多くの仁丹が存在したようです。
「サンデー毎日」の昭和29年5月号にこんな写真が掲載されていました。
文章の内容から花見小路であることは分かります。
この中に琺瑯仁丹が2枚確認できます。左右の黄色い矢印のところです。
残念ながら表記内容までは読み取れませんが、明らかに仁丹の商標が標示板の下方に写し込まれています。

そしてこの写真、どうやら一力亭の前から南を向かってのアングルのようです。
これ ↓ が現状です。

道路のカーブの具合、一力亭独特の犬矢来の形、壁の形状など非常によく符合します。
間違いないでしょう。
現状では、左の黄色い矢印の個所に「東山区 花見小路四条下ル」という仁丹の亜流の標示板がありました。
琺瑯仁丹もおそらくは同じ表現だったことでしょう。右側の仁丹も同じはずです。
したがって、「サンデー毎日」の琺瑯仁丹は行政区を下京区に戻し、町名の「祇園町南側」をプラスして、おそらくは
『下京區 花見小路四條下ル 祇園町南側』
ではなかったのかと考えられます。
ところで、祇園を舞台にした古い映画、
「祇園の姉妹」昭和11年 第一映画 監督:溝口健二 出演:山田五十鈴他
「偽れる盛装」昭和26年 大映 監督: 吉村公三郎 出演:京マチ子、小林桂樹他
などでは、やはりあるべきところに、しっかりと仁丹が映っていました。
もしかしたら、今も簾の裏に健在!となったら嬉しいのですが、そこまでは期待し過ぎかもしれませんね。
「サンデー毎日」の昭和29年5月号にこんな写真が掲載されていました。
文章の内容から花見小路であることは分かります。
この中に琺瑯仁丹が2枚確認できます。左右の黄色い矢印のところです。
残念ながら表記内容までは読み取れませんが、明らかに仁丹の商標が標示板の下方に写し込まれています。

そしてこの写真、どうやら一力亭の前から南を向かってのアングルのようです。
これ ↓ が現状です。

道路のカーブの具合、一力亭独特の犬矢来の形、壁の形状など非常によく符合します。
間違いないでしょう。
現状では、左の黄色い矢印の個所に「東山区 花見小路四条下ル」という仁丹の亜流の標示板がありました。
琺瑯仁丹もおそらくは同じ表現だったことでしょう。右側の仁丹も同じはずです。
したがって、「サンデー毎日」の琺瑯仁丹は行政区を下京区に戻し、町名の「祇園町南側」をプラスして、おそらくは
『下京區 花見小路四條下ル 祇園町南側』
ではなかったのかと考えられます。
ところで、祇園を舞台にした古い映画、
「祇園の姉妹」昭和11年 第一映画 監督:溝口健二 出演:山田五十鈴他
「偽れる盛装」昭和26年 大映 監督: 吉村公三郎 出演:京マチ子、小林桂樹他
などでは、やはりあるべきところに、しっかりと仁丹が映っていました。
もしかしたら、今も簾の裏に健在!となったら嬉しいのですが、そこまでは期待し過ぎかもしれませんね。
Posted by 京都仁丹樂會 at 20:30│Comments(0)
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